学時知能検査(長谷川桜子)

長谷川桜子

2016年05月24日 01:03

その他の疾病および異常の有無というところから、最近は就学予定者の多くが保育園や幼稚園に行っており、ほとんどの子どもが健康診断を受ける前にチェックされ、いっせいにこの就学時知能検査を実施するところは少なくなってきています。

この就学時知能検査は、就学予定者の個々の知能の程度を知るためではなく、精神遅滞児を発見し、適切な教育的措置を決めることを主たる目的としています。

したがって使用されるテストには、次のような特殊性があります。

(1)実施時期、時間が限られているので、短時間で多数の子どもを測定できる。

(2)検査の熟練者が得られないことが多いので、実施が簡単でだれもができる。

(3)採点が容易である。

(4)精神遅滞の弁別力がある。

長谷川桜子(地域子育て支援員)

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