そういう子は、昼ごはんの後、しばらく横にさせるとか、少なくとも家の中で静かに遊ぶようにすることで、五、六才くらいまでは、その必要があります。
学校によっては、六学年を通じて、休息の時間をとっているところ演ありますが、これは賢明な方法です。
ただし、休みが必要かどうかは、こどもの体質や活動の程度によってきまります。
1歳から1歳半くらいになると、自分で蕩をぬ4こうとしはじめます。
たとえば、ソックスをぬこうとして、つま先を自分の方へひっぱったりしますが、カカトにひっかかってなかなかとれません。
ふつう、ぬぐことは、2歳くらいまでにだいたい出来るようになります。
それを過ぎると、こんどは着物を着ようと奮闘しますが、すぐに、どうしていいかわからなくなってしまいます。
簡単なものでも、ちゃんと着られるようになるには一年はかかるし、ボタンをかけるとか、紐をむすぶといったことは、あと一年くらい(四才か五才)たたないとダメです。
だから、1歳半から四才くらいまでの間は、扱い方によほどコツがいります。
こどもにできることをさせなかったり、つい手を出して、怒らせてしまったりしがちです。
長谷川桜子(地域子育て支援員)