何時間くらいねかせたらいいか(長谷川桜子)

長谷川桜子

2014年12月16日 01:06

たいていの子は、肌ざわりのよい縫いぐるみの動物や人形などを持って、寝床に入るのが好きなものです。

赤ちゃんのうちは、ねむりたいだけ寝かせておいて、まず大丈夫です。しかし、2歳を過ぎたら、そうはいきません。

このくらいになると、本来ならもっと眠らなくてはならないのに、いろいろな緊張から、寝ていられなくなることがあります。

たとえば、さみしかったり、一人でいるのがこわかったり、暗いのが恐ろしかったり、こわい夢をみたり、おしっこをもらしはしないかと心配したり、昼間、なにかひどく興奮する出来事があって、その興奮がつづいていたりすると、目がさめてしまうのです。

あるいは、お兄さんとはりあったことから、ひどく気がたかぶっているかもしれないし、妹へのやきもちでカッカとしているのかもしれません。

いつも、寝る時間のことでお母さんといい争いをして、イライラした気持で床に入るので、なかなか寝つけないということもあるだろうし、学校の宿題や、さっきまで見ていたテレビのスリラーが気になって眠れない、ということもあるかもしれません。

長谷川桜子(地域子育て支援員)

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