真性の吃音への手だて(長谷川桜子)

長谷川桜子

2016年03月06日 05:45

吃音とは、どもることで、一時的なものと、真性のもの(長く続くもの)があります。

幼児の吃音は、大方が一時的なもので、2~4歳ごろによく見られます。

子どもはこの時期、言いたい気持ちはいっぱいあるのに、それをことばで話す力はまだふじゅうぶんなので、すらすら話せず、こういう症状を示すことがあるのです。

話す力がつけばなおるのですから、症状などは気にせずに、どんどん話をさせて力をつけてあげましょう。

もっと年長になって、長年にわたりどもり症状が続くのが真性の吃音で、緊張すると悪化してしまいます。

緊張させないように、症状を気にせずに話せるふんいきをつくることが重要です。

また日常でも、緊張させないように配慮したり、性格自体をタフに育てていく努力も大切です。

長谷川桜子(地域子育て支援員)

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