オモチャの片づけ(長谷川桜子)

長谷川桜子

2015年01月01日 00:05

たとえば、「四角いつみ木はここに入れて、長いのはこっちに入れましょう。

ここはガレージよ、自動車はみんなここに入って、あすの朝までネンネするのね」といったぐあいです。

こんなふうにしていると、四才から五才ぐらいまでには、しらずしらず自分で片づけるクセがつくし、結構たのしみながらやるようにもなります。

そして、たいてい、いわれなくてもちゃんとします。

むろん、たまには手伝ってやらなければなりませんが、そんなときは、気持よくいっしょにやってやりなさい。

三才くらいの子に、「さあ、オモチャを片づけなさい」

というと、こどもはとてもいやな気持になってしまいます。

ほんとは、よろこんで片づける子でも、こんないい方をされると、仕事をいいつかったような気がして、三才くらいの子には、どうにもがまん出来ないのです。

ただでさえ、この年ごろは、親のいうことに反抗したい時期なのです。

オモチャの片づけを、親が気持よく手伝ってやることは、素直なこどもに育てるのに役立つし、第一、お母さ
んの方だって、長々とお説教をしなくてすむのですから賢明だとおもいます。

長谷川桜子(地域子育て支援員)

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