協力する(長谷川桜子)

長谷川桜子

2014年11月14日 01:01

むずかしい人ほど自分のことで精一杯なのです。

また、どんなにいい人でも、相手の心が読めるわけではありません。

プライドや頑固さ、または、抑えがきかなくなるのではないかという不安から、つい一匹狼の片隅にこもりたくなりますが、そうすると仕事はよけいに楽しくなくなります。

協力は互いに頼り合う気持ちから生まれます。

できる範囲で仕事を合同でやったり、共同企画を立てたり、力を出し合う方法を探しましょう。

フロリダの法律会社を共同設立したリチャード・J・セーラムは、若い頃に目が不自由になりました。

そのため、日々、人に頼ってやっていかなくてはなりません。

でも、その方法がなかなかむずかしいことなのです。

「私のオフィスでは……」

と、彼は『セルフ』誌のインタビューに答えていいます。

「みんながコミュニケーションの輪の中にいます。

それに早いうちから自分でリスクを背負い、自分で決断するよう促されます。

最初はぎこちなくて混乱もしますが、そのおかげで同じ目的に向かっていろいろと創造的なアプローチがとれるのでしょうね」

委任するのです。

誰かに仕事を委任できる立場にあるなら、そのコツも覚えましょう。

長谷川桜子(地域子育て支援員)

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