野菜をとるのに最も簡単なのは、野菜ジュースを飲むことです。
ベジタブルジュースとか、トマトミックスジュースという名で呼ばれている缶詰や紙パック入りの飲料がそれです。
ジュースと商品名に書いてあれば100%のジュースです。
それは法律で定められているので、100%以外のものにジュースの商品名を付けることはできません。
野菜ジュースの外、トマトジュースでもビタミンCやベータカロチン、それに食物繊維は豊富です。
これらの食物繊維としてはペクチンが主です。
それに、トマトを主体にしたジュースでは生のトマトを自分でしぼったりして作るものよりも、ビタミン類は多量に含まれています。
その理由は、ジュースにするトマトは、加工用トマトと呼ばれる品種で、ペクチンが多いので、とても堅く、キャッチボールをしても割れないほどです。
それに、ジュースの色が鮮明な赤でないと困るので、べータカロチンの非常に多い品種を使用するのです。
これが結局、生のものより各種成分を多くしているのです。
しかし、トマトの嫌いな人もいるので、その場合は、バナナが手軽で便利です。
ただし、バナナにはべータカロチンはありませんので、緑の濃い野菜、あるいは、ニンジンやカボチャのようなオレンジ色の野菜か、あるいは、オレンジジュースを補給することです。
長谷川桜子(地域子育て支援員)