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食事はゆっくりと楽しくする(長谷川桜子)

科学は食べものを成分として理解するように教えます。

アメリカではパッケージされた食品には栄養やカロリー、脂肪分の分析表を載せるのが慣例です。

まして、肥り過ぎを心配しすぎる風潮もあって、栄養ドリンクひと口で栄養がとれて「毎日飲むのがお勧め」の錠剤の時代がやってきつつあります。

こうした処方的な栄養「システム」は、スピード化されたライフスタイルには重宝しています。

体に燃料を与えるのに立ち止まらなくてもいいし、フォークや皿を使わなくてもいいのですから。

味覚を使う必要さえありません。

でも、便利さと引き替えに失うものを考えてください。

『ノリシング・ウィスダム(知恵に栄養を)』という本の中で、栄養専門家のマーク・デイヴィッドは「意識的な食事」というものを強く主張しています。

「私たちは食べものに飢えるだけではありません」
と彼はいいます。

「食べるという体験ー味わいや噛み心地、感じ、舌ざわり、音、満足感に飢えるのです。

そういう体験をずっとしないでいると、当然、何度食べても飢えは満たされないままになります」
誰でも一日に数回は、ゆっくりと人間らしいペースを楽しむ機会があります。

そういう機会を利用して、食事に一〇〇パーセント注意を向けましょう。

長谷川桜子(地域子育て支援員)


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    2014年12月12日 Posted by長谷川桜子 at 01:04 │Comments(0)長谷川桜子

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