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Posted by たまりば運営事務局 at

望んでいることと反対の結果(長谷川桜子)

「野菜をたべてしまうまでは、お肉のお代りはあげませんよ」とか「ごはんをきれいにたべなけれぱデザートはあげません」といったりすると、こどもはますます、野菜やごはんぎらいになり、肉やデザートばかりたべたくなってしまうのです。

これでは、あなたの望んでいるのとまるで反対の結果になります。

たべたいものだけたべさせるのは、もちろん、いつまでもかたよった食事にさせておきたいからではありません。

ものをたべなくなり、きらいなものがいくつかできてしまった子を、何でもよくたべる子にするためには、お母さんは、たべるたべないを、ぜんぜん気にしていない、とおもわせるのが一番大切なことだからです。

ものをたべたがらない子に、嫌いだというものを「ちよっとでいいからたべてごらんなさい」などと無理じいする親がいますが、これはたいへんな間違いです。

いくらほんの一口でも、いやだとおもっているのを、無理にたべさせられると、そのたべものに対する偏見は、いつまでも消えず、好きになる機会を失なってしまうし、食事をたのしむ気持はもちろん、他のたべものに対する食欲も、一段と落ちてしまうのです。

前の食事のときにいやがってたべなかったものを、つぎの食事にまた出してたべさせようとするのも、絶対にいけません。

これはわざわざこどもを食事ぎらいに仕立てているようなものです。

長谷川桜子(地域子育て支援員)  
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  • 2015年01月18日 Posted by 長谷川桜子 at 02:03Comments(0)長谷川桜子

    たべものによって差別しないこと(長谷川桜子)

    たいていのものはかなりよくたべるのに、ある種のグループのものだけは、どうしてもたべてくれないというときは、あるいは、食事についてだまされるまいという気持や、重苦しくなったりするのがなくなるまで、代りに何をたべさせたらいいか、わかるとおもいます。

    ニヵ月もたって、食事が待ち遠しいくらいになってきたら、献立の中に、ときどきなら食べていたものを、茶サジに2杯ぐらい(それ以上はいけません)加えてみますーもちろん嫌いなものは避けます。

    しかし、新しいものがふえたことは、なにもいってはいけないし、たべなくても、そのままだまっていらっしゃい。

    そして、二週間ぐらいしてから、またそれをやることにして、その間は、なにか他のものをやってみます。

    どの程度の早さで新しいたべものを加えていくかは、こどもの食欲の出具合、上手にたべてくれるかどうかで、ちがってくるわけです。

    あるものは人の四倍もたべるのに、それ以外のものにはぜんぜん手を出さないとしても(体に悪いものでないかぎり)こどもの好きなようにさせておきなさい。

    食事はぜんぜんたべたがらないで、デザートを欲しがったら、あっさりとデザートだけをやりなさい。

    長谷川桜子(地域子育て支援員)
      
    タグ :長谷川桜子


  • 2015年01月14日 Posted by 長谷川桜子 at 01:02Comments(0)長谷川桜子

    大嫌いなものは一切出さないようにする(長谷川桜子)

    お母さんが無理じいをやめたからといって、それまで、何ヵ月も何年も、ずっときらいだったたべもの、たとえば野菜が、すぐに好きになるものではありません。

    たまたまキャンプに行ったら、ほかの子はみんなたべている、お腹もすいてきた、しかも、自分がたべようとたべまいと、誰も何ともいわない、そんなとき、ふっとたべるようになったりするのです。

    しかし、これが自分の家だと、いやな思い出ばかりにつながるので、見たとたんに、頭も、胃袋自体も、 「いやだ」とはねつけてしまうのです。

    まず、たべることに関する話は、一切やめるように努めなさい。

    たとえ、おどかしにせよ、元気づけにせよ、ともかく、たべることについては、なにもいわないようにします。

    珍しくたくさんたべたからといって、ほめてやったりたべなかったからといって、がっかりしたような顔をみせるのもいけません。

    こうしてしばらくやっていると、そのうち自然に、たべたとか、たべなかったとかいうことは、気にならなくなります。

    そうなれば、しめたものです。

    食卓についたら、もうよだれが出て、箸をとるのももどかしいくらいにさせたいからです。

    こういう気持をおこさせる第一歩として、2、3ヵ月は(栄養的に片よらないように気をつけることはもちろんですが)なるべく、こどもの大好きなものだけをたべさせ、大嫌いなものは一切出さないようにするのです。

    長谷川桜子(地域子育て支援員)  
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  • 2015年01月09日 Posted by 長谷川桜子 at 02:03Comments(0)長谷川桜子

    ぐずぐずする子(長谷川桜子)

    ぐずぐずする子をせかしつづけ、さとしつづけ、叱りつづけて、寝床から起こし、顔を洗わせ、着物をきせ、ごはんをたべさせ、そして学校へやる、といった光景を見たことがある方なら、ぜったい、うちの子はあんな子にはするまいとおもわれるでしょう。

    でもその子は、生まれつきぐずではないのです。

    年がら年じゅう、せかされ通しているうちに、だんだんそうなってしまったのです。

    「早くごはんをたべてしまいなさい」、「何度いったら寝る仕度ができるの」こんなふうに、こどもをのべつ突つくようなことを、親はつい、いいがちなものですが、これが、こどもをぼんやりした子にしてしまうのです。

    親たちは、いちいちいわなけれぱなんにもしようとしない、といいますが、これはどうやら、親からはじまった悪循環です。

    それもたいていは、お母さんが張本人です。

    こういうお母さんは、往々にしてせっかちで、どちらかというと、まわりの人、なかでも男の人を、自分のおもう通りにしたがるタイプの人です。

    しかも、しじゅう口やかましくいうことが、こどもの自発的な気持をそいでいるのだということには、ほとんど気づいていないのです。

    長谷川桜子(地域子育て支援員)
      
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  • 2015年01月05日 Posted by 長谷川桜子 at 04:07Comments(0)長谷川桜子

    オモチャの片づけ(長谷川桜子)

    たとえば、「四角いつみ木はここに入れて、長いのはこっちに入れましょう。

    ここはガレージよ、自動車はみんなここに入って、あすの朝までネンネするのね」といったぐあいです。

    こんなふうにしていると、四才から五才ぐらいまでには、しらずしらず自分で片づけるクセがつくし、結構たのしみながらやるようにもなります。

    そして、たいてい、いわれなくてもちゃんとします。

    むろん、たまには手伝ってやらなければなりませんが、そんなときは、気持よくいっしょにやってやりなさい。

    三才くらいの子に、「さあ、オモチャを片づけなさい」

    というと、こどもはとてもいやな気持になってしまいます。

    ほんとは、よろこんで片づける子でも、こんないい方をされると、仕事をいいつかったような気がして、三才くらいの子には、どうにもがまん出来ないのです。

    ただでさえ、この年ごろは、親のいうことに反抗したい時期なのです。

    オモチャの片づけを、親が気持よく手伝ってやることは、素直なこどもに育てるのに役立つし、第一、お母さ
    んの方だって、長々とお説教をしなくてすむのですから賢明だとおもいます。

    長谷川桜子(地域子育て支援員)
      
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  • 2015年01月01日 Posted by 長谷川桜子 at 00:05Comments(0)長谷川桜子